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2010/10/19

■THE WOGGLES■ ホーボーケンのバーのライブで大暴れ

今年は90年代に人気のあったバンドの復活ツアー(PAVEMENT、SUPERCHUNK、FAITH NO MORE)が好評だったため、その時代からずっと活動を続けてきたバンドたちがないがしろにされがちだった。そのひとつ、THE WOGGLES(オーストラリアのTHE
WIGGLESと混同しないように)は、R.E.M.やB-52Sなどを生んだ音楽の聖地、ジョージア州アセンズで1987年に結成されている。

E STREET BANDのLITTLE STEVENSの力添えで2006年にウィキッド・クール・レコーズと契約したTHE WOGGLES。2009年に発表された最新作『TEMPOTANTRUM』はソウルやサーフの要素を取り入れた、ノイジーなブルース・ベースのガレージ・ロックだ。しかしなんと言ってもすごいのは彼らのライブで、10/16にSOUTHERN CULTURE ON THE SKIDSの前座として行なった1時間のステージでも観客を大いに沸かせていた。

洒落たベストやダブルのミリタリー・ジャケットを身につけたTHE WOGGLESは、リード・シンガーの”THE PROFESSOR” MIGHTY MANFRED、ギタリストのFLESH HAMMER、ドラマーのDAN ELEKTRO、ベーシストのBUZZ HAGSTROMからなる。オープニングの「MY BABY LIKES TO BOOGALOO」のイントロから、THE PROFESSORは大なステップとぶんぶん振り回されるタンバリンで観客の視線を集める。「EENY MEENY MINEY MO」を彼はこう紹介した――「ここにいるすべての男たちは、女性のみなさん、あなたたちのものだ。彼らはあなたたちのために鼻毛を抜き、耳垢を取る。

この歌はTHE WOGGLESから、今夜の特別な誰かを選ぶときのためのアドバイスだ」

「PUSH」で彼は会場のいちばん後ろまで「みんなが払った金だけのものを取り返したかどうか」チェックしにやってきた。彼はフロアを動き回って、観客にマイクを向けてコーラスを歌わせたりした。新曲「NOTHING’S GONNA STOP ME」の頃にはドラマーを覗く全員が彼と一緒にフロアに下りてきていた。

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